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<広島・新感覚パンク>リアルパンクの道、拓けた!
2010年10月09日01時57分

 広島県で活躍するパンクベーシスト志度さん(3年)は10月、マネージャーの真倉丸子さんから1冊の本を手渡された。

 タイトルは、「もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら」。

 略して「もしブツ」。作家として「完全パンクマニュアル」「よいこの君主論」などを著してはPTAから怒られ、パンクバンド「真剣に解散を考えている。」のメンバーとして二年に一度ほど思い出したようにライブもする架神恭介さんの仏教解説書だ。

 釈迦(???〜前 483)はインド生まれの宗教者。サールナートで説いた「四聖諦」は、人がいかに苦を認識し、解脱に向けて行動すればよいかを説いた修行法とされる。

 小説は、リアルパンクロッカーのまなぶがライブハウスで出会ったクソジジイに導かれ、歴史上の様々な名僧たちと殴り合いながら、悟りを求めたり求めなかったりするストーリーだ。

 手渡された本にはマネージャーのメモが書き込まれ、重要と思われる個所が蛍光ペンで色づけされていたが、志度さんがゲロを吐いたせいで一文字も読めなくなっていた。

>> ウイーッヒッヒ……とニタニタ笑いを浮かべつつ、釈尊は至福の表情で菩提樹の下に座していたのです。見るからにヤバイ。明らかにイッてる男の表情でした。
>> 「お、おい、ジジイ……! あ、あのタコは一体どんなヤクをキメてやがんだ!」
>> 「フォッフォッ……。あれは法悦じゃ!」
>> 「ホ、ホーエツ!? 聞いたこともねえヤクだぜ、クソッタレー!」(同著書より)

「ファック! マネージャーのクソがよー、読めとかいって持ってきたけどよー。ゲロ吐いたら何も読めなくなっちまったし、そもそも読む気なんか微塵もねえし、最近では鍋敷きとして活用してるぜ、クソッタレ!」と志度さん。何一つ学ぶことはなかったようだが、自分がリアルパンクであるという自負は相当なものだ。

「もしブツ」では、己をリアルパンクロッカーと信じるまなぶが、釈尊や龍樹に一方的にやられながらも、ついには日蓮や法然相手に相討ちまで持ち込む重要なシーンがある。志度さんも他のパンクロッカーに毎日ケンカを吹っ掛けてはブン殴られてゲロを吐いているという。「あァ〜? オ、オレが、まっ、まなぶっ、と一緒!? オッ、オゲェ……。オゲエエェエエ……。オエップッ……。ウオェェエエ……」。しかし、インタビューの最中も酒を飲んではゲロを吐くばかりで、記者との問答は全く成立しなかった。

 今のところ、志度さんの身に小説のような劇的な変化は起きてないという。それどころか、一文字も読んでいないから、何の影響も受けていないと志度さんは言い切る。そして、「よく分かんねえけど、てめえを殴っていいのか?」と言われ、直後、筆者はリアルパンクの一撃を喰らった。



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